月山ダム(がっさんだむ)

今回の目玉である月山ダムだ。

最初に書かせてもらうが重力式コンクリートダムの中で一番好きな堤体だ。

いくつもの重力式コンクリートダムを見てきたがこのようなデザインは初めてだ。

型式   :重力式コンクリート

目的   :洪水調節

      流水の正常な機能の維持

      水道用水

      発電

堤高   :123m

堤頂長  :393m

河川   :赤川水系 梵字川

総貯水量 :6,500万㎥

ダム湖  :あさ日月山湖

着手/竣工  :1976/2001

ここへ来るだけであれば自分のクルマで来たのだが、裏企画があるため駅前でレンタカーを借りてきている。

自分のクルマは駅の近くにあるマリカ駐車場に停めてきた。

この駐車場は立体駐車場で屋内にクルマを停められるので天気の急変で雹が降っても安心だ。

レンタカーは8時に借りる契約をしていたが同じ時間の別の契約者がいたためクルマを借りるまでに少し時間がかかってしまい出発が遅れてしまった。

今回借りたクルマはスズキのハスラーだ。

それでも9時少し前に到着し見学会の受付を済ませ、当日のスケジュール、冷えた水、ヘルメットを受け取った。

見学会が始まる前にダムの見学だ。

ここでもダムカード風の撮影ポイントがある。

この日は見学会があるから普段の場所から移動されているのかもしれないが、ダムカード風のパネルの向こうにダムはほとんど入らない。

今回の山形のダム旅はこの見学会へ参加するために企画したものだ。

このダムを中心に1泊2日で月山ダムの周辺のダムとここまでの行程上に点在するダムを巡る旅を企画した。

月山ダムの見学は2日に分かれており1日あたり3回実施される。

1回あたりの参加人数は10人までで先着順で募集された。

7/25(日)と7/26(月)でそれぞれ9:30、12:30、14:30からの開始だ。

平日は無理なので参加するとしたら日曜だ。

前泊で移動するとしても見学日はその日のうちに帰ってこなければならない。

7/25の9:30の回に応募したところ、この回に参加できることになった。

参加者は子供もいたためか10名を少し超えたようだ。

またこの回の見学会はテレビの取材クルーも一緒だった。

それでは見学会のスタートだ。

まずは地上の気温、そして堤体内部の気温から。

12℃ほど気温が下がったようだ。

コンジットゲートの色が紫色だが、これはこの旧朝日村の花であるカタクリに由来しているそうだ。

この建物も上の階が張り出す構造になっている。

やはり雪の降る地域だからだろうか。

このあとはバスに乗って梵字川ダムの見学だ。

梵字川ダムの見学から戻り7/25限定のブナの里親になろうという企画でブナの苗木を竹の器に移し替える作業を行った。

ひとり2つ持ち帰って2年間育ててここへ持ってきて欲しいということだ。

2年後にここまで持ってくると植樹してくれるそうだ。

自然に返すのでなるべく厳しい環境で育てて欲しいということだった。

鉢の大きさでどこまで成長するか変わってくるので来年の春くらいにもう少し大きな鉢に植え替えると良いそうだ。

あまり日を当てず(1日に1時間くらい)、かさかさに乾いていたら水をやるくらいでいいということだった。

そうやって持ち帰ったブナの苗であるが1つは既に枯れてしまったようだ。

もう1本は無事に成長するのか。

この暑い中のイベントに多くの関係者の苦労が偲ばれたのでどうしてもお礼が言いたくなりメールさせていただいた。

特に着ぐるみのぴょん太くんとぴょん子ちゃんは生きた心地がしなかったに違いない。

お疲れ様でした。

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